おもこん

おもこんは「思いつくままにコンピュターの話し」の省略形です

プログラマーと英語

今日はプログラマーにとって英語が必要かどうか、必要ならばどのようにして英語を身につけるかということについて書きたいと思います。

もしもあなたの仕事が日本語だけで十分なら英語は要りません。 しかし、インターネット上の最新の技術を使おうとすると英語は必須です。 なぜなら 最新の技術についてのドキュメントはほとんど英語で書かれているからです。

CSSのフレームワークのBootstrapを例に取りましょう。 Bootstrapの日本語の解説本や解説サイトもたくさんあると思います。 しかし、それらの情報はその本やサイトが書かれた時点のものです。 Bootstrapは開発が盛んで、しかも古いバージョンとの互換性が必ずしもありません。 したがって、最新バージョンのドキュメントはbootstrapの本家ウェブサイトの英語情報だけになってしまうのです。 このような事情が「英語必須」の一番の理由です。

では英語にどうやって対処するのか。 最も手っ取り早いのはGoogle翻訳です。 ドキュメントはきちんとした英語で書かれているので、Google翻訳でほぼ正しく翻訳することが出来ます。 Google翻訳は逆の使い方も出来ます。 自分が書いた英語のドキュメントやメールをGoogle翻訳に日本語にさせて、おかしなところがないかチェックをすることができます。 日本語がおかしければ、間違った英語を書いてしまった可能性が高いです。

あなたが外国のプログラマーとあるいは会社とメールでやり取りをする場合は、Google翻訳だけでは難しいです。 また、インターネットの会議に参加する場合はもっと英語力が必要です。 では、どうやって英語力を上げるか。 手段は無限ですが、私の良いと思う方法を3つあげてみます。

  • NHKのラジオ講座。英語の講座は初心者から上級者まで様々なレベルの講座が提供されています。しかも、「らじるらじる」アプリを使うと放送後1週間は、いつでも聞くことが出来ます。
  • YouTube。私が見て良いと思ったのはHapa英会話です。 このチャンネルの講師はジュンさんというアメリカと日本のハーフの方です。 彼はインターネットを使った英語の教室を仕事としているので、YouTubeも英語の話に特化されています。 それから、アーサーさんのUI-Connectも良いと思います。 これらは日本語で解説されているので、視聴者の英語レベルに関係なく分かりやすいです。 英語による英語の講座としては、イギリス英語ですがEnglish Jadeがあります。 残念ながら最近は投稿されていませんが、過去のビデオだけでも十分な量があります。 Youtubeは体系的な講座ではありませんので、メインの勉強法ではなくサブ的な使い方になります。
  • 英会話教室。この最大の利点は対面で英会話ができるということです。ただしお金がかかるのが欠点です。安くても月あたり数千円はかかります。

文法を強化したい人には「English Grammar in Use」がおすすめです。 アマゾンで購入できます。

英語学習のモチベーションを上げるには、資格試験を受けるのも良いです。 私はTOEIC、CASEC、GTECの3つを受けたことがあります。 TOEICは会場受験でした。 リスニングとリーディングを受けましたが、一般的な試験だと思います。 CASECとGTEC(2科目)はインターネットで受験でき、すぐに結果も知ることが出来ます。 GTECは難しい印象がありましたが、不思議なことに、結果は一番良かったです。 これらの資格はいろいろな場面で使えるので活用すると良いでしょう。

英語ができるようになれば、Githubなどで世界の開発者とつながることができます。 短期間に習得することは難しく、時間がかかりますが、がんばりましょう。