長らく放置していた「GObject tutorial」の全体を見直し、アップデートしました。 バージョンを0.5から0.6にしました。 レポジトリはこちらです。
また、GitHub Pagesを使ったウェブサイトはこちらです。
GObject tutorial とは
GObject tutorialは、その名の通りGObjectを学ぶ人のためのチュートリアルで、ビギナー向けです。
GObjectと聞いてピンと来ない人もいるかもしれません。 GObject自体はあまり有名ではないからです。 しかし、GTK 4ならばかなりの人が知っているのではないでしょうか。 Linuxのグラフィックシステムの最有力ライブラリだからです。 GObjectはGTK 4のベースになっているオブジェクト指向のCライブラリです。 解説つきのAPIリファランスがあるのですが、なかなか難しく、苦しんでいる人が多いです。 GObject tutorialはそれを補完するものです。
今回のバージョンアップは?
今回のバージョンアップはマイナーアップデートで、大きな追加はありません。 現行の内容をより良いものに書き直したものです。 特に後半のクラスの継承の部分を書き直しました。 例として挿入されているプログラムもより洗練されたものになっています。
どのような人が読んだらよいか?
GTK 4を学びたい人が、そのベースになる考え方を習得するのに良いチュートリアルです。 興味のある人は「GTK 4 tutorial」と併せて読まれることをお勧めします。
最後になりましたが、英語で書かれています。