すでにLaTeXの統合環境Texworksをこのブログで紹介しました。このTexworksですが、カスタマイズができるのが面白い所で、いろいろといじくってみました。
Texworksを起動して、「テンプレートから新規作成」を選ぶと一から作業をせずにすむので楽をすることができます。デフォルトのテンプレートは英文用のものですので、日本語用のテンプレートを自分で作って追加したくなります。
この画像の「MathTest_documents」というのが、今回自作したテンプレートのフォルダです。このテンプレートのフォルダは、~/.TeXworks/templates に保存します。なお「~」は自分のユーザディレクトリのことです。.TeXworks のように、ピリオドで始まる名前のファイルやフォルダは非表示になります。これを表示するには、自分のフォルダを開き、「表示」メニューから「隠しファイルを表示する CTRL+H」にチェックを入れると、アクセスすることができるようになる。
この画像の「MathTest_documents」というのが、今回自作したテンプレートのフォルダです。このテンプレートのフォルダは、~/.TeXworks/templates に保存します。なお「~」は自分のユーザディレクトリのことです。.TeXworks のように、ピリオドで始まる名前のファイルやフォルダは非表示になります。これを表示するには、自分のフォルダを開き、「表示」メニューから「隠しファイルを表示する CTRL+H」にチェックを入れると、アクセスすることができるようになる。
なお、英文用ではあるが、テンプレートにデフォルトで入っているファイルは参考になります。例えば、「Basic LaTeX documents」の「article.tex」を開いてみましょう。すると、
% !TEX TS-program = pdflatex
と最初の行にあります。これは、タイプセットとして、pdflatexをこの文書のデフォルトにセットするということを、Texworksに伝えるためのものです。これは、文書を読み込むときにTexworksに伝えられ、タイプセットが設定されます。いちいちタイプセットを選ぶ必要がなくなり便利です。
フォーマット・メニュー
メニューの「フォーマット」にはいくつか役にたつものが収められています。たとえば、「コメントアウト」と「コメントアウトの解除」。複数行に渡って、文書として書いていたものを消したい場合、本当に削除してしまうと、元に戻したい時にまた書かなければなりません。そのとき、該当の行をコメントアウトすると、内容は残しながら、出力されないようにできます。キーボードから一々「%」を打つのに比べ格段に便利です。その他のメニューも役に立つので、試してみましょう。\end{enumerate}•
とenumerate環境に展開されます。カーソルは、\itemの下に位置するので、そこに項目を書き込んでいきます。項目を書き終わったら、CTRL+TABを押すと環境の外に(*の位置)にカーソルが動きます。このように、短いキーストロークを展開してくれるので、助かりますが、どういうオート・コンプレションがあるかは、マニュアル(英文)の最後の方に書かれています。
とenumerate環境に展開されます。カーソルは、\itemの下に位置するので、そこに項目を書き込んでいきます。項目を書き終わったら、CTRL+TABを押すと環境の外に(*の位置)にカーソルが動きます。このように、短いキーストロークを展開してくれるので、助かりますが、どういうオート・コンプレションがあるかは、マニュアル(英文)の最後の方に書かれています。
マニュアルは英文ですけれど、読んでみないと使い方が分からないと思うので、できるだけ読むことをお勧めします。(もし、質問があればコメントしてください)