アンコール・トムの広い敷地内には複数の遺跡がありますが、その中で最も有名なのは、バイヨン寺院です。現地のガイドさんは、「バヤン寺院」と発音していました。カンボジアの言葉、クメール語の発音だと、そんな感じになるようです。日本語での表記が「バイヨン寺院」となっているので、ここではそう書くことにします。
バイヨン寺院は、12世紀頃からクメール王朝のジャヤーヴァルマン7世が造ったとされており、長い年月をかけて建造されたと考えられています。15世紀頃にはクメール王朝が衰退し、その後はこの地は荒れてしまい、遺跡群はきちんと保存されませんでした。カンボジアがフランス領インドシナとなってから遺跡の発掘が進み、現在でも修復が続いています。
バイヨン寺院は、12世紀頃からクメール王朝のジャヤーヴァルマン7世が造ったとされており、長い年月をかけて建造されたと考えられています。15世紀頃にはクメール王朝が衰退し、その後はこの地は荒れてしまい、遺跡群はきちんと保存されませんでした。カンボジアがフランス領インドシナとなってから遺跡の発掘が進み、現在でも修復が続いています。
バイヨン寺院の入り口に修復についての看板があります。
この表示を良く見てください。日本政府が遺跡の修復支援をしているのが分かると思います。日本が遺跡の修復支援をしているのは、バイヨンだけではありません。有名なアンコール・ワットでも日本の援助が行われています。
これはバイヨン寺院の入口付近の修復現場です。
バイヨン寺院では何といってもこの観音像(石像 - バイヨンの四面像)が有名です。写真の右下に人が写っていますが、それと比べてみてください。この石像の巨大なことが分かると思います。このあたりで記念写真を撮る人が沢山いました。
ガイドさんが、京唄子さんに似ている石像があると紹介してくれたのがこれです。
確かに似ていますね。これらの石像は皆微笑んでいる様に見えます。「クメールの微笑み」と呼ばれています。
バイヨン寺院には南から入り、北側から出ました。次の写真は北側から撮ったものです。寺院の全体の雰囲気が分かると思います。