おもこん

おもこんは「思いつくままにコンピュターの話し」の省略形です

アンコール遺跡群訪問記(6 アンコール・ワット)

アンコール・ワットの入口

アンコールは「都」、ワットは「寺院」という意味だそうです。アンコール・ワットは、西向きに建てられています。他の寺院は普通東向きになっています。というのは、西は死者の向きだからなのだそうです。しかし、アンコール・ワットは西方浄土を向いて建てられたので西向きになりました。この西向きということが、アンコール・ワットの観光を午後に設定する理由になっていいます。というのは、正面から写真を撮るときに逆光にならないからです。
アンコール・ワットは周りを堀に囲まれていて、寺院に入るには堀を渡る道を通っていきます。俗世界と神聖な世界がこの堀で隔てられて、別の世界になっているようです。

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遺跡の修復

アンコール・ワットの遺跡の修復には日本の上智大学が関わっています。その看板がこれです。

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看板の右上に「SOPHIA MISSION, Tokyo」とありますが、SOPHIAは上智大学のことです。遺跡の修復には、日本以外にフランスが支援していますが、日本とフランスでは修復の仕方が違うということです。フランスはセメントを用いていますが、日本は、砂岩と漆喰を使っているのだそうです。なぜ砂岩と漆喰を使うかというと、時間が立つと修復部分と昔の部分が同じように見え、修復跡が目立たなくなるからだそうです。セメントの修復の場合はいつまで経っても修復の跡が残ります。
次の写真は堀を渡る道の両側にある手すりで、それぞれ修復が施されています。最初がフランスによる修復。2枚目が日本による修復です。まだ修復から時間が経っていないので、日本の修復は色の違いが目立ちますが、将来は修復跡が消えていくはずです。

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アンコール・ワットの入口

この写真は、堀を渡ってすぐにある、アンコール・ワットの入り口です。このような門が5つあり、これは中央の門です。元々は王様が入るための門だったそうです。この門の上には寺院の塔と同じようなものが乗っていたのですが、壊れて無くなっているそうです。

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アンコール・ワットの塔

アンコール・ワットの写真といえば、この塔が3つ並んだものが代表格でしょう。しかし、実は塔は5つあるのです。2枚目の写真は斜めから撮ったもので、後ろに隠れていた2つの塔が現れたのが分かるでしょう。これらの塔は空から見ると、正方形に4つ並んでいて、その中央に最も高い塔が位置しています。そしてこの塔の高さは65メートル。シェムリアップの町ではこの65メートルより高い建物を建ててはいけないという決まりがあるそうです。

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