タ・プローム遺跡
タ・プローム寺院は、ジャヤーヴァルマン7世が母親のために造った寺院です。初日に見学したアンコール・トムのバイヨン寺院もジャヤーヴァルマン7世が造ったものですが、バイヨンは神様のために造った寺院です。神様のために造った寺院は山の様に高くしますが、母親のための寺院は平らにしますので、タ・プロームは平屋のような感じの低い作りになっています。この寺院は東向きに建てられていますが、我々は西門から入りました。この寺院はインドがカンボジアに協力して修復を進めています。そのことを示す看板がありました。
やがて、寺院の西側の広い場所にでます。手前が高くなっていて、そこから写真を撮りました。奥に見えるのは第3周壁です。タ・プローム寺院は正方形の周壁が複数あって、内側から第1周壁、第2周壁と進んでいきます。第3周壁から手前の方に(写真では右側の方に)歩道があります。これは第3周壁と第4周壁を結ぶ歩道で、インドが修復の援助をしています。
歩道を撮ったものです。修復の跡が良く分かります。インドの修復方法は日本と同じです。つまり、砂岩と漆喰を使う方法です。アンコール・ワットの日本の修復写真と非常に良く似ています。
修復現場に修復前と修復後を比較した看板がありました。