ずっと観たかった「幸せはシャンソニア劇場から」を観てきました。久々に観たフランス映画です。映画ってお国柄が出るものですね。いつもアメリカの映画ばかり観ていたので、その違いが新鮮に感じられました。まず、歌と曲です。フランスといえばシャンソン。アコーディオンの音色とシャンソンは良く合います。そして、街や空の景色は絵のような映像です。ちょっと「作り物」っていう感じですね。これは、フランス映画「アメリ」の映像や美術にも似たようなものがあったと思います。アメリカ映画だといかにリアルに非日常をVFXで表現するか、を追求しているんですが、この映画はいかに絵画的に背景を表現するか、を追求しているんです。写真と絵の違いです。
不況で閉鎖した「シャンソニア劇場」の裏方ピゴワルは定職を失い、別れた妻に息子ジョジョの養育権を取られてしまった。息子を取り戻すには定職につく以外にない。彼は仲間とともにシャンソニア劇場の再建に取り組む。そのとき彗星のように現れたのは、美しいドゥースだった。彼女の歌声は観客を虜にし、「シャンソニア劇場」は順調に再建されるかにみえたが・・・・・。
ちなみにYahoo!映画の評価は4.24です。これはかなりの高得点。実際に観てこの得点に納得しました。