「私の中のあなた」を観てきました。主人公のアナ・フィッツジェラルドを演じるのは、３年前に「リトル・ミス・サンシャイン」で、アカデミー賞の助演女優賞にノミネートされたあの子役アビゲイル・ブレスリンです。あのときはまだ10才。まだ小学生のこどもこどもした感じでしたが、今回は美しい少女に成長しています。
アナは、白血病の姉ケイトのドナーとして遺伝子操作で生まれましたが、13才のときに、母親を相手取って、臓器提供を拒否する訴訟を起こします。そんなことありえないじゃん！という意見は脇に置いて、とりあえず成り行きをみてください。本当の「そんなことありえない！？」はもっと後のほうに仕組まれているのです。
この映画の凄いところは、白血病の患者とその家族をリアルに描いているところです。もちろん、無菌室に大勢が普通の服でマスクもせずに入ることはありえないので、そういう場面はリアルとはいえないんですが、おそらく病院に勤めた人ならば、いろいろな場面が良く調べられた上で撮影されていると気づくでしょう。
我々日本人にとっては、アメリカ的なノリについていけない部分もあるかもしれませんが、それを保留すれば全体的に良く出来た映画だと思います。Yahoo!映画の評価も現在のところ4.22の高得点を得ています。
