おもこん

おもこんは「思いつくままにコンピュターの話し」の省略形です

1Q84


「1Q84」を読みました。BOOK1とBOOK2。 今年の7月の発売直後に異例の売れ行きを見せた本です。BOOK3も来年に出る予定だそうです。

 

物語は、2つあります。青豆と天吾、2人の物語です。その物語が交互に語られます。この本には2という数字がたびたび出てきます。空に浮かぶ月も2つあります(????)。さきがけとあけぼの。パシヴァとレシヴァ。マザとドウタ。そして、1984と1Q84。

 

物語は青豆から始まります。次に天吾です。この時点では何の繋がりもわかりません。次にまた青豆、そして天吾。また青豆、そして天吾。これを繰り返していくうちに、彼らを取り巻く人物が増えていきます。それらは孤立した点でしたが、物語の進行とともにそれらのつながりが見えてきます。初めは分からなかったことが、進行とともに明らかになりますが、同時に謎も増えていきます。最大の謎は1Q84です。1Q84とは、青豆と天吾が入り込んだ不思議な世界のことです。その鍵を握るのは、17才の少女ふかえりです。ふかえりは天吾とともに「空気さなぎ」のベストセラー小説を書きますが、「空気さなぎ」は1Q84を解く手がかりになるのでしょうか?

 

「TO BE CONTINUED」なので、早く続きが読みたくなる小説です。BOOK2まででも、かなりの部分が分かるのですが、肝心のところはこれからです。

 

若い人にはぜひお勧めの本です。年配の方でも、精神年齢の若い方はもちろんOK。そうでない方でも空想の世界に自由に入り込める人はOKです。