ホーチミンのはなしの最後に、今まで書かなかった雑多なことを2回に分けて書きたいと思います。順不同で参ります。
タクシーの話
ホーチミンの交通手段は、バス(低料金)、シクロ(人力車のようなもの)、バイクタクシー(オートバイ2人乗り)、タクシーがあります。このうち、シクロ、バイクタクシーはトラブルが多いとの情報が旅行社からありましたので、乗りませんでした。バスは路線など全く分かりませんでしたので、これもパス。で、もっぱらタクシーと徒歩でした。さて、ホーチミンのタクシーで最も良いのはマイリーンという会社です。マイリーンのタクシーは日本のタクシーとほぼ同じと考えてよろしい。タクシーには、番号が書いてあることが多く、マイリーンは「38 38 38 38」です。そして、半分から上が白、下が緑に塗られています。また、車体に小さめですが、マイリーンと書かれています。これ以外に「38 27 27 27」というタクシーにも乗ってみました。このタクシーにはちゃんとメーターがありますが、遠回りをして料金を稼いだり、おつりもちゃんとくれません。僕は経験しませんでしたが、メーターのないタクシーや、メーターが異常に速く回るタクシーもあるそうです。噂によると、国営タクシーが一番ひどいそうです。タクシーに乗ることを考えると、ある程度細かいお金を用意しておくとおつりで嫌な思いをしなくてすみます。
それから、日本と違って、タクシーの運転手は住所で行き先を判断します。そして、建物やショップ、レストラン名だと分からないことも多いです。ですから、住所を把握しておく事が重要です。ベトナム語で紙に書いておくのがベストです。
クレジットカードの話
クレジットカードは、一枚あると便利です。まず、ホテルのデポジットに現金を使わずにすみます。また、レストランやショップでの買い物にも使えます。しかし、クレジットカードについては、まだまだ日本ほどのレベルにはないのが現状です。今回、帰国してからクレジットカードの使用履歴をインターネットで確認したところ、不正な支出はありませんでした。しかし、日本でも話題になっているスキミング被害もあるそうですから、できるだけ現金かトラベラーズチェックを使う方が安全です。僕は、レストランでカードが使えないことがありました。機械が受付なかったとウェイターが言っていましたが、真相は分かりません。しかし日本のように機械の調子がいつも良いとは限らないのかもしれません。ホテルでインターネットをしたときも日本よりかなり遅い感じがありましたから、回線が混んでいるのかもしれないというウェイターの話もありうると思います。そうしたときのために現金を用意しておくと良いでしょう。
両替の話
ベトナムは物価が安いので、両替は小額で足りると思います。僕は、最初に4000円、2日目に5000円を両替して、あとはクレジットカードを活用しました。クレジットカードを使わなかったとしたら、あと15000円程度を両替しておく必要があったと思います。両替では基本的にお釣りをもらうことができません。つまり、1万円札を出して、5000円だけ両替して残りの5000円を日本円でお釣りをもらう、というのは基本的にできません。僕はそれをやろうとして、銀行を3つ回りました。結果的にはできたのですが、基本的にそういうことはできないと思った方がよい。ですから、細かい日本円も用意しておいた方が良いと思います。なお、日本円から直接ベトナム・ドンに両替OKです。また、レストランやショップではドル表示が結構多いですから、ドルに両替しておいても良いと思います。しかし、タクシーなどはドンしか使えません。ドンの良くないところは、やたらにお札が増えることです。しかもそれ以上に数字が大きくなります。5万ドンというと大金のようですが、日本円では250円程度です。買い物やレストランはドルで、タクシー、小さい買い物はドンでというように使い分けるのも一つの手であると思います。
言葉の話
ベトナムの公用語はベトナム語です。ホーチミンでは英語の喋れる人も少なくはありません。とくに若い人はまあまあ喋れます。銀行、ホテルは英語OK。レストランは日本語OKのところもあります。しかし、タクシーや、一般の人は英語は分からないようです。タンソンニャット空港のベトナム航空のチェックイン窓口でも係員は英語ペラペラというわけではありませんでした(ビックリ)。日本語が通じるのは、まず現地ガイドさん(当たり前か)、高級レストランのウェイターさんの一部、ショップの一部です。基本的に日本語は通じないと思った方が良い。逆に日本語の話せる人が近づいてきたら何か怪しいと思った方が良いです。
ところで、現地の言葉であるベトナム語をちょっと覚えておくと、現地の人と良い人間関係を作ることができます。僕はオプショナルツアーのドライバーにガイドブックの「ベトナム語会話」を見せて、教えてもらいました。彼は日本語はダメですが英語がちょっとできました。ガイドさんのはなしでは、フランス語も喋れるそうです。そうして友達になりながら、ベトナム語も覚えられて一石二鳥です。「ありがとう」は「カムオン」、「さようなら」は「タンビエット」です。タクシーに乗るたびに、「タンビエット」といったら、運転手が笑っていました。
親切なベトナム人
道中では親切なベトナム人に沢山会いました。まず、アップルショップの青年。このお店はカフェですが、アップルのipodやiphoneのソフトのお店でもあったらしいです。そこで、無線LANは使えないかと聞いたところ、僕のIDを貸してあげるよと、iphoneにIDとパスワードを打ち込んでくれました。おかげで、無料で日本とメールのやりとりができ、助かりました。それからオプショナルツアーでお世話になったガイドさん。ごめんなさいお名前は忘れてしまいました。初日は男性、翌日は女性でしたが、両方の方ともとても親切でした。とくに2日めのガイドさんは最後に買い物にも付き合ってくれました。du du ショップの店員さん、レモングラスのウェイターさん、ソングーの日本語を話せるウェイターさんも親切でした。ホーチミンシティでは、あちこちで道を聞きましたが、皆親切に教えてくれました。
気候の話
ベトナムは11月から乾季に入り、気温も涼しくなってきて過ごしやすくなると言われています。しかし、僕が旅した11月下旬はかなり暑くてTシャツにハーフパンツでも汗ばむほどでした。日本ではコートがそろそろ必要かという時期に夏のような暑さですから、服装には十分な注意が必要です。ホテルやレストランは冷房が入っていますが、長袖を必要とするほどではありませんでした。