おもこん

おもこんは「思いつくままにコンピュターの話し」の省略形です

ホーチミンのはなし(13)

インターネットと携帯の話
ホテルではインターネットが使えました。有料で、1時間3ドルです。僕はホテルの2泊目と3泊目にそれぞれ1時間使いました。できるだけ短い時間で済ませるために、予め書き込みたいこと(メールやDaysの日記など)をテキストファイルにしておくなど工夫をしました。1時間というのは長いようですが、実際は時間が足りませんでした。カフェには無料の無線LANのサービスを提供しているところもあるので、それを利用する方が賢いかもしれません。
僕は旅行前に海外でも通話できるiphoneに機種変更していましたが、海外からの通話は発着信ともに高額です。予め料金を調べてから使うと良いでしょう。また、ローミングのせいか、こちらの喋ったことが向こうに届くまでに少々時間がかかります。うまく会話するためには慣れが必要だと思いました。3日目に知り合いから、飲み会の都合はどうかという国際電話(向こうは僕が国内にいると思ってかけている)がきたのにはまいりました。明日は都合はどうか、というものでしたが、簡単に帰れるわけわけないじゃん!それから携帯の電話回線でメールをするとパケット定額制の対象外になります。ですから、画像などを送らない方が良いのです。できるだけインターネットを安く使うのがポイントになります。

コンセントの話
ベトナムは220ボルトで、丸ピン2本のコンセントだとガイドブックにありましたが、ホテルのコンセントはいろいろな形状に対応できる優れものでして、日本のプラグにも対応していました。一応丸ピンから日本式への変換アダプタを持っていったのですが、使いませんでした。また、最近の電器製品は海外でも使えるように100~220ボルト対応が多くなっています。iphoneのコンセントも220ボルトに対応しています。また、僕のネットブック、eeepc S-101 のACアダプタも220V対応です。ですから、変圧器は必要ありませんでした。

仕事の話
ガイドさんに、ホーチミンの人はどんな仕事をしているのか聞いてみました。商売をしている人が多いそうです。勤め人はいないのかと聞くと、いるけれども収入が少ないとのことでした。学校の先生も収入は(とても)低くて、帰宅後に塾のようなことをして副収入を得ないとやっていけないそうです。ベトナム人の平均収入は日本円で1万円くらいだそうです。しかしお金持ちは日本でも考えられないほどの高収入を得ているのだそうです。ベトナムで車に乗っている人はお金持ちです。というのは、車がベトナムでは非常に高価だからです。ベトナムには国産車はありません。日本車が人気ですが、日本から輸入した車は高いので、マレーシアなどで生産された日本車を現地から直接買って安くすませるのだそうです。トヨタが一番人気があるそうです。日本での価格よりも関税が高いため2倍近くするようです。

道路事情の話
ベトナムはバイクが多いことで有名です。信号は少なく、あうんの呼吸で交互に交差点に侵入してきます。あのタイミングというのはどうやって計っているのか今もって謎です。通りを横切るにはバイクの間をすり抜けなければなりません。これは慣れないとコワイです。お互い動きながら避けるというのは、時間の無駄のない、ある意味、理想的な横断方法ではありますが、一歩間違えば交通事故になります。ですから、お互い真剣(少なくともこちらは)です。3車線くらいの広い通りを横断できた時にはなんともいえない達成感のようなものを感じます。大げさではなくて。
最近は地方からホーチミンに出てくる人が多いらしく、ホーチミンの渋滞は社会問題になってきています。車も多くなってきているのですが、バイクが一番多くて問題です。ベトナム人は近くに行くにもバイクを使います。もっと歩いてほしいものだと、余計なお節介ながら思ってしまいます。

治安の話
ベトナムは比較的治安の良い国だとされています。騙されてお金を払ってしまったというトラブルはありますが、殺人やテロのような怖いことはないと言われていました。ところが、最近はそうでもないらしいです。例えばホーチミンからミトーへ行く高速道路では、夜になるとバイクが襲われて有り金全部に加え、バイクも盗られたり、殺されたりする事件が頻発しているとのことでした。ですから、そういう通りを夜バイクで通る人はいません。車はまだ大丈夫らしいです。地方からホーチミンに出てくる人が増えて、それとともに犯罪も増えているらしいです。ですから、ベトナムに旅行する時は十分に注意をしてください。ただし、これはベトナムだけの話ではありません。日本以外に出たらどの国にも危険はあると思うべきです。外国では電車の中で居眠りするなんてことはできないと考えて間違いありませんから。

これで、「ホーチミンのはなし」は終わりです。長文にお付き合いくださり、有難うございました。なお、動画をいくつか撮ってきましたので、Youtubeを利用して日記に貼り付けることを考えています。お楽しみに。