映画「オーケストラ！」を観てきました。２００９年のフランス映画です。
ロシアの天才指揮者アンドレイは、ブレジネフ時代の共産党政府によるユダヤ人排斥によって、楽団員を失い、自らも指揮者を解任されて劇場の清掃員になっていた。そして、３０年が経って、ボリショイ交響楽団にパリから出演依頼のファックスが届く。それを手に入れたアンドレイは昔の仲間を集め、偽のボリショイ交響楽団を作ってパリに行き、コンサートを開こうとする。演目はチャイコフスキー。３０年前に粛清を受けたときの演目だ。果たして、コンサートは成立するのか？
この映画の最大の見所（聴き所？）は、何といっても、チャイコフスキーのバイオリン協奏曲でしょう。美しい映像とともに、美しい音楽が流れ、どんな人でもその素晴らしさに魅了されると思います。Yahoo!映画の評価も４．３４と非常に高くなっています。
残念なことに、上映している映画館が少ない。そのため、非常に混んでいます。僕は銀座の「シネスイッチ銀座」で観ましたが、上映３０分前に並んだにも拘わらず、立ち見になってしまいました。
写真は、僕の観た次の回に並ぶ行列です。この人たちの奥にも地下の劇場まで並んでいる人がいます。
のだめに続いてクラシックをテーマにした映画を観ましたが、改めてクラシック音楽の素晴らしさを感じました。
