おもこん

おもこんは「思いつくままにコンピュターの話し」の省略形です

アリアドネの弾丸


「アリアドネの弾丸」を読みました。バチスタシリーズの第5作です。中心人物は、田口公平(東城大学付属病院不定愁訴外来担当医師)、白鳥圭介(厚生労働省技官)です。この2人は担当が決まっていて、ワトソン役が田口公平、ホームズ役が白鳥圭介です。ただし、ホームズと白鳥ではキャラクターが180度違います。

 

前半はスローペースの展開ですが、後半はテンポが上がり、白鳥の推理も冴えわたり、面白くなります。今回は、だんだん身近になってきたMRIが話の中心に据えられます。僕もMRIを取ってもらったことがありますが、あれはすごい機械ですね。自分は脳から首までを撮ってもらいましたが、断面図を繋ぎ合わせると立体的に脳から首までを表示することができます。今回は死体をMRI撮影し、脳内に残った弾丸(これがアリアドネの弾丸なのですが)から推理が展開されます。

 

バチスタシリーズは、第1作とこの第5作を読んで、2,3,4がまだですが、近いうちに読んでみたいと思っています。読みたい本が増えて大変(**);;;