おもこん

おもこんは「思いつくままにコンピュターの話し」の省略形です

徒然なるままにRuby(1)Hello world

「徒然なるままに」をネットで調べてみると、「することもなく、手持無沙汰なのにまかせてという意味」とありました。 まさに、自分の現状を言い当てた言葉。 しかも、ブログに書くネタもなかなか思いつかない日々。

今回はそんな自分が、思いつくままにRubyの話を書いてみることにしました。 チュートリアルではありませんが、Rubyをはじめて学ぶ人向けに書くことにします。 (どうせ難しいことは書けない・・・)

インストール

自分の環境がLinuxなので、WindowsMacについては基本的にサポートできません。 Rubyのウェブサイトにインストール方法があるので見てください。

Linuxでは最も簡単なのはディストリビューションのパッケージをインストールすることです。 UBUNTUであれば、

$ sudo apt install ruby

です。

最新版をインストールする場合はRbenvを使います。 使い方についてはこちらを参照してください。 結構面倒ですが、書かれてあるとおりにやればインストールはできます。

Hello world

どんな言語でも最初に習う定番は「Hello world.」です。 画面にその文字列を表示する例のアレです。

print "Hello world.\n"

これをエディタで書き、example1.rbのファイル名で保存します。

  • printと"Hello world.\n"の間には半角空白がある。
  • printには、半角の後に「何か」が続く。その「何か」をprintの「引数(ひきすう)」という。 printは引数を画面上に表示する
  • "Hello world.\n"のように、ダブルクォート(")で囲まれたものをRubyの「文字列」という。 「\n」は改行を表す

実行するとHello world.が表示され、改行されて次のプロンプトが現れます。

$ ruby example1.rb
Hello world.
$

このようにプログラムを実行するには「ruby プログラム名」とタイプすればOK。 ここまでで、プログラムを書いて「.rb」拡張子で保存し、それを実行することができました。

このときRubyはおおまかにいって次のようなことをしています。

  • コマンドラインから引数example1.rbをつけてRubyが起動された
  • Rubyは引数のexample1.rbをオープンして読み込む
  • print、半角空白、"Hello world.\n"がプログラムであることを理解=>半角空白は区切りの意味なので、Ruby的にはprintと"Hello world.\n"と認識
  • 「print=>画面出力」「"Hello world.\n"=>文字列」とプログラムを解釈=>画面にHello worldと改行を出力

つまり、Rubyはプログラムを読み、解釈し、実行するのです。 プログラムすることによって、Rubyに様々な仕事をさせることができる、これがプログラム言語です。

文字列は何でも良い

文字列は何でも良いです。 英語でなく、日本語でも大丈夫です。 例えば、Hello worldの代わりに「おはよございます」にするには

print "おはようございます\n"

とすれば良いのです。

$ ruby example1.rb
おはようございます
$

要するにダブルクォートで囲んでやれば文字列になるということです。 本当はもっとたくさんのルールがあるのですが、それはおいおい説明することにします。

次回は整数を見ていきます。