アンコール遺跡群訪問記
カンボジアという国 今回の旅行では、遺跡の観光だけではなく、カンボジアという国を知ることもできました。今回は最終回として、カンボジアのことを書きたいと思います。 カンボジアの現代史 カンボジアは約90年の間(1863-1953)フランスの植民地でした。…
旅行のいろいろ 今回と次回は、遺跡以外のことを書きたいと思います。今回は、旅行でのいろいろな出来事です。 働き者の象 カンボジアには、象が沢山います。この写真はプノン・バケンの山頂にいた象たちです。この象には有料で乗ることが出来ます。本当は山…
病気診察の塔 タ・プロームには39の塔があり、その中で最も人気の塔がこの写真の塔です。この塔は不思議な塔で、中に入って、胸や背中を叩くと音が響き良く聴こえます。お医者さんが背中を叩いて診察する打診と同じようにして、病気をチェックしたのだそうで…
タ・プロームの樹木 タ・プロームが人気なのは、寺院に樹木が侵食し独特の景観を生み出しているからです。写真ではちょっと分かりにくいかもしれませんが、寺院から大木が突き出しています。この樹はガジュマルです。ガジュマルは日本では沖縄に沢山あります…
タ・プローム遺跡 タ・プローム寺院は、ジャヤーヴァルマン7世が母親のために造った寺院です。初日に見学したアンコール・トムのバイヨン寺院もジャヤーヴァルマン7世が造ったものですが、バイヨンは神様のために造った寺院です。神様のために造った寺院は…
バンテアイ・スレイの彫刻 バンテアイ・スレイの遺跡は、ピンク色の砂岩とラテライトで作られています。回廊の屋根などは煉瓦だったそうですが現在は残っていません。建物の彫刻は3cmから15cmの彫りの深さで、その彫刻はアンコール・ワット、アンコール・ト…
地図 翌日はバンテアイ・スレイの見学でした。バンテアイは砦、スレイは女の意味で、それを合わせると「女の砦」という意味になります。この寺院を作ったのは王様ではなく、王様の先生(王師)でした。この遺跡も人がいなくなってから荒れ果ててジャングルに…
プノン・バケンの夕日 アンコール・ワットのパッケージツアーでは、プノン・バケン寺院から夕日を楽しむ企画が定番のようです。プノン・バケン寺院は丘の上にあり、車を降りてから徒歩20分くらいだったと思います。丘の上に寺院が見えるようになると、すでに…
反対側の第一回廊へ 反対側の第一回廊に出ました。再びレリーフが現れます。写真を見てください。壁にずっとレリーフが刻まれていることが分かります。このようにレリーフは非常に長く大きいものです。 天国と地獄 まず、天国と地獄のレリーフです。 これは…
アンコール・ワットの落書き 寺院の壁画から中央へと入ります。天井が高いですね。 柱に落書きがあります。日本人、森本右近太夫(もりもと うこんだゆう)が1632年に書いたとされています。落書きは上から塗りつぶされているので、はっきりとは読めません。…
ラーマーヤナ物語 アンコール・ワットの第一回廊に入ると、最初にラーマーヤナ物語のレリーフ(壁彫刻)があります。ここで、ラーマーヤナ物語りについてのガイドさんの話を紹介します。これはインドからきたヒンドゥー教の物語です。大長編物語ですが、ごく…
アンコール・ワットの入口 アンコールは「都」、ワットは「寺院」という意味だそうです。アンコール・ワットは、西向きに建てられています。他の寺院は普通東向きになっています。というのは、西は死者の向きだからなのだそうです。しかし、アンコール・ワッ…
バプーオン遺跡 バイヨン寺院の北西にバプーオン遺跡があります。寺院までの参道は空中参道となっていて面白いものです。 寺院は現在(2011年3月中旬)修復中で中を見ることはできませんでした。修復はフランスの支援を得て1992年から行われているということ…
バイヨンの壁彫刻 バイヨンの回廊にある彫刻は、建設当時の戦争や暮らしを彫ったもので、大変面白いものです。インターネットを検索すると、結構ヒットすると思います。 これは、当時の兵士を描いたものだと思います。手に槍を持っています。おそらく船に乗…
バイヨン寺院 アンコール・トムの広い敷地内には複数の遺跡がありますが、その中で最も有名なのは、バイヨン寺院です。現地のガイドさんは、「バヤン寺院」と発音していました。カンボジアの言葉、クメール語の発音だと、そんな感じになるようです。日本語で…
アンコール・トム 2日めの午前中は、アンコール遺跡群の中でも最も面積の大きいアンコール・トムの見学です。アンコールは都、トムは大きいという意味です。 ==> アンコール・トムのグーグル・マップ マップの中央の正方形がアンコール・トムです。その左…
今更ながら 3月9日から12日までアンコール・ワットに行ってきました。もう4ヶ月も前です。ちょうど東日本大震災と時期が重なって、旅行記を書くような気になれずにそのままになっていました。今更ながら、の感が否めませんが、忘れかけている記憶を辿りなが…