少し前のことになりますが(2023年6月)、釧路湿原に行きました。 あいにく天気が悪く、霧が出ていて、壮大な湿原全体を見ることができませんでしたが、それでも自然を感じることができました。
交通
私は飛行機を利用しました。 最寄りの空港は「たんちょう釧路空港」です。 そこからはレンタカーを使いました。 空港のすぐ目の前にレンタカーのお店が並んでいるので便利です。
お店で「鹿には気をつけてください」と言われましたが、どうもピンときませんでした。 しかし、その直後に事故現場を目撃することになります。 ボンネットが大きくへこんだ乗用車とその前に横たわる大きな鹿。 すでに警察が来て事故処理にあたっていました。 あらためてネットを調べてみると、国土交通省の「エゾシカ衝突事故マップ」というサイトに詳しい情報がありました。 そこには「エゾシカとの衝突は生死にかかわります!」との目立つ注意書きが。 エゾシカとの交通事故は非常に多くて、2022年には北海道全体で4480件発生しています。 毎日12から13件発生していることになります。 お店の注意が真剣なものだったということを後になって認識しました。
釧路市湿原展望台・サテライト展望台
初日は湿原の西に位置する釧路市湿原展望台に行きました。 そこの円形の遊歩道の湿原側に「サテライト展望台」があります。 残念ながら霧のため眺望は限られましたが、それでも湿原の広さを感じることはできました。 途中で狸の親子に会いました。 動画をご覧ください。
ノロッコ号
翌日はまず釧路駅へ。
ノロッコ号に乗りました。
ノロッコ号はJRの釧網本線(せんもうほんせん)のうち、釧路駅から塘路駅までを湿原観光用に特化して運転している列車です。 座席の配置も湿原を見やすいように工夫されています。 また、ガイドさんのアナウンスもあります。 線路は湿原の東側を通りますが、一部湿原内を通るので左右どちらからでも湿原を見ることが出来ます。 特に線路と並行して流れる釧路川が美しく、それが一番の見所かもしれません。
細岡展望台
細岡展望台は湿原の東に位置し、湿原を最もよく見渡せる展望台です。 ここへは車で行きましたが、ノロッコ号で釧路湿原駅下車、そこから20分ほど歩いて行くこともできます。 天気があまり良くありませんでしたが、写真を撮ってみました。
サルボ展望台。塘路湖
サルボ展望台は細岡展望台よりも北にあり、湿原東側にある塘路湖が良く見えます。 道路脇の駐車場から10分ほど登ったところにあります。 その駐車場付近でシカとサギを発見しました。
最初はこの鳥がタンチョウヅルかと思いましたが、首が黒くないので違うことがわかりました。 おそらくサギだと思います。
タンチョウヅルは釧路湿原に住む鳥で、渡り鳥ではありません。 「タンチョウ」は空港の名前にもなっているほど釧路では有名です。
幣舞橋(ぬさまいばし)
ホテル近くの幣舞橋を散歩しました。 夕日がきれいなことで有名です。
橋には彫刻が4つあり、春夏秋冬を表しているそうです。
また、橋の先には、時計のオブジェがあります。
幣舞橋は、夕方になると多くの人が散歩しています。 カメラを持っている人がたくさん夕日を撮っていました。 また、釧路川の両岸は幅のある遊歩道になっているので、そこでも散歩が楽しめます。
グルメ
最後に食べ物について。 北海道は海の幸が有名で、寿司、ろばた焼きが美味しいです。 予約をしておくのが確実です。 値段は店によります。 安くても美味しい店はありますから、事前によく調べておくと良いです。