おもこん

おもこんは「思いつくままにコンピュターの話し」の省略形です

kindleのパーソナル・ドキュメント

kindleのパーソナル・ドキュメント

Amazon kindle は、電子書籍リーダーです。購入した電子書籍を読むためのものですが、それだけではなく、個人用のドキュメント(パーソナル・ドキュメント)を保存することができます。自分で作成したドキュメント(文書)を保存する以外に、合法的に入手し、kindleにパーソナル・ドキュメントとして保存することが許される文書はその対象になります。パブリックドメインでインターネット上に公開されている文書の多くは、その対象になるでしょう。パーソナル・ドキュメントはkindleの形式に変換して保存することができるので、英和辞書を簡単に引くことができるなどのメリットがあります。pdfのままでも保存できます(pdfでは辞書を簡単に引くことはできません)が、できるならば、kindle形式(mobi)に変換しておくと便利です(変換が上手くいかない場合もあります)。

kindle形式に変換できる文書形式

kindle形式に変換できる形式はいくつかありますが、主には次の5つになります。
Microsoft Word 形式
html
プレーン・テキスト
pdf
epub
インターネットから文書を手に入れる場合は、htmlとpdfが一般的です。ただし、htmlは複数のファイルにまたがっていることが多く、それだと簡単にkindle形式に変換できません。ですから、実際にはpdfが一番多いと思います。それをkindle形式にするには、send-to-kindleという方法を使います。詳しくはamazonのヘルプをご覧ください。メールを使いますが、送信先アドレスと送信元アドレスを登録するのに手間がかかります。そして、対象の文書を添付し、件名に「変換」(かぎかっこはつけない)と書いたメールを送り、しばらく経つとkindleにダウンロードすることができるようになります。以前は日本語はpdfからkindle形式への変換対象外でしたが、現在はサポートされているようです。

自分でドキュメントを作る場合

この場合は、ワードかhtml(私自身はhtml派です)が良いと思います。htmlで作る場合は、UTF-8を文字コードにし、ヘッダにメタタグでUTF-8であることを示さないと変換後に文字化けします。メタタグは以下のようにします。
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=UTF-8">
また、htmlは複数に分けることが多いのですが、この場合は1つのファイルにまとめます。また、フレームを使うことができない、などの制限があります。

kindle本を作るためのテストにもなる

kindle本を作ろうと思っている人には、パーソナルドキュメントはそのテストにもなります。つまり、htmlなどで本を作り、パーソナルドキュメントにしてみて、その出来上がりをチェックすることができるのです。kindle本は簡単に作ることができるので、自分の本を作って(売って)みようという人には魅力的な方法だと思います。私も将来は出版してみたいと思っていますが・・・。kindle本を作る場合は、send-to-kindleではなく、kindlegenというソフトを使います。本文のhtmlファイルだけではなく、表紙なども必要になります。詳しくはKDPのヘルプをご覧ください。

メール送信された文書はamazonのどこに保存されているのか

kindleは、パーソナル・ドキュメントをどこからダウンロードするのでしょうか?しばらく前はAmazon Cloud Serviceのsend-to-kindleフォルダの中に保存されていました。現在はその仕組みが変わったようで、そこには保存されません。アカウントサービスから、「コンテンツと端末の管理」をクリックし、「コンテンツ」タブの「表示」と書かれた右のボタン(デフォルトでは「本」と表示されている)をクリックし、「パーソナル・ドキュメント」を指定すると、その一覧が出てきます。ここがパーソナル・ドキュメントのクラウドになります。クラウドからパーソナル・ドキュメントを削除するには、一覧の左の「選択」チェックボックスをクリック=>削除ボタンが現れる=>削除ボタンをクリック、これでできます。購入した本なども同様にして削除できるようですが、削除するとせっかく購入したものがなくなってしまうので、注意してください。