おもこん

おもこんは「思いつくままにコンピュターの話し」の省略形です

イングリッシュ・ペイシェント


 

 名作「イングリッシュ・ペイシェント」。1996年製作で、第69回アカデミー賞作品賞の他8部門で受賞した作品です。この頃の僕はほとんど映画を観なかったので、この名作もまだ観ていませんでした。遅ればせながら、DVDを借りてきて観てみました。

 

 サハラ砂漠のある、北アフリカを舞台に、男と人妻の美しくも哀しい愛を描いた作品です。即ち、メロドラマということです。しかし、単なるメロドラマではなく、美しいサハラ砂漠の自然を背景に、そして、回想の形をとっているために、ストーリーの展開が単純な時系列にならず、興味深いものとなっています。

 

 僕はサハラ砂漠には行ったことがないんですが、インターネットで調べたところでは、すごく美しい所なんだそうです。確かに映画で撮られた景色は本当に美しい。風と砂が作る模様は神秘的で芸術的です。それだけでもこの映画は観る価値があるでしょう。

 

 また、主人公「イングリッシュ・ペイシェント(英国人の患者)」を演じたレイフ・ファインズは、2枚目の実力派俳優で、最近では、「愛を読む人」に出ています。また人妻の役、クリスティン・スコット・トーマスも知的美人で魅力的な女優です。カッコいい男と美しい女、素晴らしい背景、そして面白い脚本、これだけ揃えば、アカデミー賞が取れるっていうことですね。

 

 映画を観ていると、主人公に感情移入してしまいます。自分もあのような恋ができたら・・・・などと・・・。

 日常というのは、映画と違い、同じルーチンの繰り返しで、本当に地味なものです。だから、映画が好きなのかな(?)