おもこん

おもこんは「思いつくままにコンピュターの話し」の省略形です

ずっとあなたを愛してる



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2008年のフランス映画「ずっとあなたを愛してる」を観てきました。あまりやっている映画館はなくて、全国で5館しかありません。銀座テアトルシネマまで行きました。この映画は、英国アカデミー賞の外国語映画賞を取った名作です。主演は「イングリッシュ・ペイシェント」でキャサリン・クリフトンを演じたクリスティン・スコット・トーマスです。

ジュリエットを妹のレアが向かえにくる所から物語は始まる。ジュリエットはほとんど口をきかない。微笑むときもその笑顔は心からのものではない。彼女は固く心を閉ざしていた。その理由は物語の進行とともにあきらかになる。彼女は殺人の罪で15年間の服役を終えたばかりだったのだ。
レアは辛抱強く姉に接していく。そして次第にレアのこどもたち、夫、そして回りの人々がジュリエットを温かく見守るようになる。しだいにジュリエットも心を開いていくのだった。

製作者の意気込みが感じられる作品でした。また、主演のクリスティン・スコット・トーマスをはじめ、俳優達の演技も素晴らしいものでした。ただ、自分は殺人の真実が明らかになる最後の方の場面がよく理解できず、???という部分が残ってしまったのが残念です。

言葉は、当然ながら全編フランス語です。(一部英語が飛び出す場面がありますが)。最近はアメリカ映画がイマイチ(とくにストーリー)なので、邦画やアメリカ以外の国の映画の方が良いのかもしれません。今まで僕はフランス映画のヘンなユーモアについていけないところがあったのですが、今回の映画は全然そういう部分がなくて、認識を新たにしました。