しまなみ海道を高速バスで渡り、四国から本州に戻りました。しまなみ海道は有名なので、期待していたのですが、バスは島の中央を通るので、海の見えるのは橋を渡るときだけ。あっという間に海道を過ぎてしまいました。この道から瀬戸内海の島々をじっくり眺めるにはサイクリングがベストでしょう。あるいは宿泊先を島にして、時間をたっぷりとるのも良いかもしれません。
尾道では、まずONOMICHI U2に行きました。サイクリング・ショップやレストランがあり、楽しめます。どちらかというと若い年齢層をターゲットにしている印象を持ちました。なお、ホテルもあります。
ONOMICHI U2は海に面した倉庫を改修したものです。その海は尾道水道といいます。向島(むかいしま)が近いので、海がまるで川のように感じます。その錯覚がとても面白いです。
尾道のお勧めは千光寺公園です。山の頂上に展望台かあり、瀬戸内海を一望できます。海と島々のパノラマが美しく、それは動画ではとても表現しきれません。現地で見ないと実感がわかないでしょう。
ちょうど桜の時期に重なり、公園はピンクに彩られていました。写真の建物は公園内にある尾道市立美術館です。
尾道からJRで倉敷に移動しました。
倉敷は古くからの建物を保存している美観地区が有名です。中央に小川が流れており、小舟に乗ることもできます。地区に入ってすぐに大原美術館があります。
美術館にはモネの「睡蓮」(すいれん)やゴーギャンの「かぐわしき大地」など有名な絵画が収められています。
美観地区の奥にアイビースクエアがあります。ショップや倉紡記念館、アイビー学館、ホテルなどがあります。アイビー学館ではイベント・展示などが催されますが、私が訪れたときは、ジーンズなどが販売されていました。
旅の最後に美観地区の先にある阿智神社にお参りしました。高いところにあるので、倉敷市内を一望できます。ここでも桜が綺麗でした。
四国中国地方を一週間旅して、それぞれの観光地について甲乙はつけがたいのですが、しいていえば尾道の千光寺公園が一番でした。もちろん個人の感想です。