Windowsで画像処理を行うため、ImageMagickをインストールします
ImageMagickのインストール
- ImageMagickのウェブサイトをブラウザで開く
- タイトルバーのダウンロードボタンをクリック(他に広告のダウンロードボタンもあるが、それは違うので要注意)
- 下の方にWindowsのインストーラがある。「ImageMagick-7.1.1-15-Q16-HDRI-x64-dll.exe」をクリックしてダウンロード。 PCの能力に応じて別のインストーラを選択してもよい
- インストーラの指示に従ってインストール。 途中で「Install development headers and libraries for C and C++」にチェックを入れる。 これはRMagickを後にインストールするときに必要なため
テスト
- 「ドキュメント」フォルダを開き、右クリックから「ターミナルで開く」をクリック
- 「magick logo: logo.gif」と入力。ドキュメント・フォルダにlogo.gifというファイルができる。
- フォルダ画面からlogo.gifをダブルクリック。ImageMagickのロゴが表示される
以上が確認できれば正常にインストールできています。
RMagickのインストール
RMagickはRubyのGem(ライブラリのこと)で、RubyでImageMagickを使うためのものです。 使い方はオリジナルのImageMagickとは違い、Rubyプログラムに適した形になっています。 詳細はRMagickのドキュメントを参照してください。
ターミナルからgemコマンドでインストールします。
> gem install rmagick Temporarily enhancing PATH for MSYS/MINGW... Building native extensions. This could take a while... Successfully installed rmagick-5.3.0 Parsing documentation for rmagick-5.3.0 Installing ri documentation for rmagick-5.3.0 Done installing documentation for rmagick after 2 seconds 1 gem installed >
RMagickのテスト
エディタで次のプログラムを作成し、test.rbのファイル名で保存します。 保存先のディレクトリはどこでも良いのですが、一応ドキュメント(Documents)にしておきましょう。
require 'rmagick' include Magick img = Image.new(800,600) do |options| options.background_color = 'blue' end img.write("blue.png")
端末から実行します。 まず、カレント・ディレクトリがドキュメントになっていることを確認しておいてください。
> ruby test.rb >
同じフォルダにblue.pngができているはずです。 それは800x600サイズで全面青色の画像ファイルです。 それができていれば、RMagickはきちんと動作しています。
RMagickの応用
RMagickを使ってプロジェクターの画面解像度に写真サイズを合わせるプログラムが、 「プロジェクター用スライドの画像について」にありますので、参考にしてください。
この他にもいろいろなことができるので、RMagickのドキュメントを参考に試してみると良いと思います。