おもこん

おもこんは「思いつくままにコンピュターの話し」の省略形です

ホーチミンのはなし(11)

今日はホーチミンを歩いていて起こったトラブルについて書きたいと思います。旅行本にトラブル事例っていうのが必ず書かれていますが、まさにそういう事に出くわしました。僕の場合3回ありました。3日で3回、実に頻繁にあるわけです。
まず初日。戦争証跡記念館の近くのレストランで食事をとりました。レストランでは請求書をテーブルまで持ってきてくれます。ベトナム語と英語で書かれていて、タイプされているものが多いです。このレストランもそうでした。支払いがすんでレストランを出て、博物館に入り、見学をしていると、ウェイターの青年がきて、落し物(iphoneのイアホン)を届けてくれました。そのときに、手書きの請求書らしきものを持ってきて、何やら話しかけてきます。支払いが不足していたのかと思いました。相手の日本語は下手ですし、よく分からないうちに出した財布から20万ドン(1000円弱)抜かれて、「ありがと、ありがと」と青年は去っていきました。僕は、「???」状態。後から考えると、あれは絶対騙されてお金を盗られたんだと思います。お店に行ってもしらを切られるだろうし、お店のウェイター以外の人も日本語、英語ともに話せそうもなかったので、諦めることにしました。この時点で僕はまだ日本の感覚そのままでしたから、疑うこともなかったのです。自分のバカさ加減に呆れてしまいました。
翌日、ソングー・レストランの帰りのタクシーです。帰り道がどうもおかしい。地図を広げてみると明らかに遠回りをしています。回りはホーチミンにしては寂しそうな場所で、治安も悪そうな感じでした。一応ホテルの方面には向かっているようでしたので、じっとしていました。そしてホテルに到着。70000ドンより少し高い金額を料金メーターが示していました。レストランに行くときに乗ったタクシー代は50000ドン。遠回りで20000ドン(100円)高くなっていたわけです。100000ドン渡しておつりを20000ドンしかよこしません。メーターを指差しさらにおつりを寄越すよう促します。運転手はおつりを足しましたがまだ足りません。3度目にコインを出してきました。このへんになると日本円では5円10円のやりとりなんですが、こっちも頭に来ているので引き下がれません。コインを受け取って大声で文句を言い、ドアをバタンと閉めて帰ってきました。
3日め。前2日はそれぞれ、クチとメコンのオプショナルツアーがあったので、この日はホーチミンシティの観光を早足に回ることにしました。その途中のこと。統一会堂の入り口を探していると、へんなおじさんが手で×印を作っています。別のシクロのおじさんも近づいて来ました。彼は英語が達者でした。それによると、今は昼休みで入場できない、とのことでした。最初のおじさんがココナッツジュースを僕に渡してきました。そんなものはいらないと返すと、ミネラルウォーターを出してきてどうぞどうぞ、とジェスチャーをします。いらない、と言ったのですが、まあ、持っていけ、という素振り。蓋を開けて、とジェスチャーします。蓋を開けたら、手で5と示してきました。要するに5000ドン(25円)を請求してきていたのでした。もう、また引っかかった(**)。
ホーチミンで歩いていると、いろんな人が声をかけてきます。一番多いのはバイクタクシーの運転手。次がお店の売り子。「ノーサンキュー」「ノーネセサリー」の繰り返しでした。ベトナム人は日本人が何となく分かるそうです。日本人はお人好しが多いですから、恰好の狙いになります。皆さん、ベトナムに行くときは気をつけましょう。ベトナムに限らず、海外ではいろいろトラブルが起こるものらしいです。