おもこん

おもこんは「思いつくままにコンピュターの話し」の省略形です

最高の人生の見つけ方


映画「最高の人生の見つけ方」をDVDで観ました。コメディーですけれど、心に染み渡るものがある映画です。

 

カーターとエドワードは癌に侵され余命6ヶ月。2人は偶然に病院で同室になる。床に落ちていたメモを拾ったエドワードはカーターに「これは何だ?」と尋ねる。それは「バケツ・リスト」だとカーターは答えた。バケツ・リストとは死ぬ前にやりたいことを連ねたリストのことだった。(※)エドワードは大いに興味を持ち、自らリストに書き加えていった。そして、「これをやってやろう。」と提案。二人はやりたいことを全部やりきるために旅に出る。その旅はメチャクチャ桁外れの旅だった。

 

(※)バケツ・リストはこの映画の英語タイトルで、「The Bucket List」。これはカーターが大学生のときに教授から出された課題で、その意味を次のように語っている。

We were supposed to make a list of things we wanted to do in our lives before we kicked the bucket. (我々は、死ぬ前に人生でやっておきたいことのリストを作ることになっていた)。

kick the bucketは死ぬという意味。バケツに乗ってロープを首にかけ、バケツを蹴って首吊り自殺するということから来ている。

 

死に対して、そんなものは吹っ飛ばしてやろうという意気込みでバケツ・リストの旅に出る2人の生き方(死に方?)にも感動しますが、それだけではなく、人の繋がりの大切さをしみじみと感じさせてくれる映画でした。90分程度の長さなので、手ごろでもあります。また二人の主役、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンは安定した素晴らしい演技でこの映画を仕上げています。安心して観られる一作だと思いました。